2kmからウルトラマラソンへ。配達の仕事をしながら1年で100km走るようになった話

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きっかけ

正直に言うと、最初は「マラソンに挑戦しよう」なんて気合を入れて始めたわけではありませんでした。

配達で体は動かしているものの、やはり運動不足気味。40代に入ってから、風邪を引いても治りが遅くなった気がして、健康のためにも何か始めたいと思っていました。それに、子どもたち(7歳と4歳がいます)に、何かを頑張っている後ろ姿を見せたい、という気持ちもありました。

そんな中、たまたま長めの休みが取れたことがありました。せっかくの休みだし何か始めてみようかな、くらいの軽い気持ちで、早朝に近所の公園を走ってみたのが、すべての始まりです。

最初の一歩は、お爺さんウォーキングと同じスピード

最初に走った距離は、たった2km。

スピードは、お世辞にも”走っている”とは言えないくらいで、近所を歩いているお爺さんのウォーキングとそう変わらないペースだったと思います。それでも息は上がり、たった2kmなのに翌日はしっかり筋肉痛になりました。普段運動していない体には、それだけで十分すぎる負荷でした。

ちょっと誇らしい気持ちもあって、その後も仕事前に2kmを走るようにしました。ある日、いつも運動していそうな雰囲気の同僚に「最近2km走ってるんですよ」と、ちょっと自慢げに話したところ——その同僚は、まさかのサブエガランナー(フルマラソンを2時間50分切りで走る実力者)。しかもその朝も20km走ってきたとのことでした。

自分の自慢が一瞬で霧散するくらいの衝撃でした。陸上経験もなく、特別な才能もない自分と、同じ「走る」という行為でここまで差があることに驚き、同時に「自分も、どこまでいけるんだろう」という気持ちが湧いてきました。これが、陸上未経験の自分がマラソンという未知の世界に挑戦するきっかけになりました。

少しずつ、距離が伸びていった

2kmが3kmになり、5kmになり、気づけば10km、ハーフマラソンの距離まで伸びていきました。

特別な才能があったわけではなく、やったことは本当にシンプルです。

  • 始めた当初は、基本的に早起きして走る
  • 日曜日の早朝は、少し長めに走ることを目標にする
  • 帰宅ラン(仕事帰りに走って帰る)は、少し慣れてから取り入れる
  • 無理に距離を伸ばさず、続けられるペースを大事にする
  • 「今日より明日、少しだけ前に進む」を積み重ねる

派手な努力というより、地味な積み重ねでした。それでも積み重ねは確実に距離になっていく、ということを自分の体で実感した時期でした。

なぜ続けられたのか

続けられた理由を振り返ると、「自分のペースで、自分の意志で進められること」が大きかったと思います。仕事と家事・育児の合間を縫って走るので、時間は決して多くありません。

仕事は誰かのスケジュールに合わせて動くものですが、走ることは違います。距離も、ペースも、いつ走るかも、全部自分で決められる。誰かに評価されるためでもなく、ただ自分との約束を守るために走る。健康のために始めたことが、いつのまにか「自分の意志で積み上げられるもの」になっていて、それが続けられた一番の理由だったのかもしれません。

そして1年が経った頃、自分でも信じられないことに、2kmから始めた距離は100kmまで伸びていました。

このブログで書いていくこと

このブログ「2kmから100kmへ」では、自分が実際に走ってきた挑戦の記録を、これから順番に綴っていきます。

  • 初めてのフルマラソン、丹波篠山マラソンでの挑戦
  • 1年で100kmに挑んだ、京都丹後ウルトラマラソンの完走記
  • ウルトラを経験した後に走った、姫路マラソンでの変化
  • そして今年9月、再び京都丹後ウルトラマラソンに挑む、1年前との比較記録

きれいな成功談だけでなく、きつかったこと、心が折れそうになった瞬間も、できるだけそのまま書いていきたいと思っています。

最後に

この挑戦は、誰かに見せるためのものではなく、自分のための積み重ねです。でも、もし同じように「時間がない」「自分の時間を取り戻したい」と感じている誰かに、何かのきっかけになれば嬉しいです。

次回は、初めてのフルマラソンとなった丹波篠山マラソンの挑戦記をお届けします。

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